平面構成#6-フルーツをテーマに
平面構成7月2-3日 制作時間11時間 B3MMケント紙
課題 任意の果物と、与えられた文字をモチーフとして色彩構成しなさい。
条件
- 果物の種類・数は自由。
- 文字は見本をひとかたまりとして、拡大して使用する。大きさ、色彩、配置は自由。一回だけの使用とする。
- 果物が複数個の場合、fruits(複数形)を使用すること。
- 用紙の中央に縦450mm×350mmの枠を描き、その中を画面とすること。縦横自由。
- 色数は自由。表現方法は平塗りのみとする。
- その他のモチーフは、必要であれば使用可とする。
なお、今回は制作に入る前に作業をする上で重要なポイントを指導された。
内容はエスキース(草案)作りと実際に課題を制作するときにおいてのもの。
まずエスキース編
- まず課題文を読み間違えないこと。
- 課題で求められていることを考え、果物のイメージを挙げていく。※言葉やスケッチで書き留めるといい。いきなり名案を出そうと考えないこと。←このあたりは広告のコピーづくりなどと似たよな作業かも。
- アイデアの中から表現したいこと、適当だと思うことを作品のテーマとして選び、それを視覚化する。
- しっかりとエスキースをする。作業中に迷ったり変更したりしないような確固たるものをつくること。よいエスキース(草案)は作業効率を上げる。
つづいて作業編
- 印刷されたポスターのような仕上がりが理想。作業は正確に。筆の選び、水入れの濁り、机上の整理など作業がはかどるような体勢にしておく。
- 下書きの時点でエスキースと誤差がないようにしておく。明度が高い色は鉛筆の線が透けたり、平塗りが汚く見えたりするので要注意。
- 時間通りに完成させるのが大前提。締切時間から逆算して計画的に作業する。時間配分を考えて制作するとスムーズに仕上がる。
指導されたことに留意して、まずはアイデアをとにかく出すことに集中した。
良し悪しは考えずにとにかく出す。。。
最終的に
こんなエスキースが生まれた。
果物の持つ「カラフルで楽しい」イメージを主題に。また、
まるまるとぽわわんとした感じながらもひとたび皮を剥いたり、ナイフで切ったりするとあらわになるグロテスクともいえる切り口の表情や飛び出す果汁や芳香。つまり、弛緩と緊張が共存している様子を表現することを副題に据えた。そのために、パタンにした正円のあるひとつを切り口風に描写することにした。
懸念材料は、正直この時点でまだ、文字の位置は決まっていなかったこと。しかし、エスキースを作るまでにかなり時間をかけてしまっていたので見切り発車ということに。
エスキースをもとに本番の用紙に下書きをしていく。下書きが大変だった。正円を何個も、さらに場所によってはきれいに枠の中に収まるように配置していのでわずかなずれが大きく響く。どれかひとつがずれると全体に影響してくる。。。神経ピリピリ。。。締切は迫る。
下書きが終わってからは早かった。後はべたっと色を塗るだけだったから。余裕を感じながら作業していると文字を書くことを忘れていたこと気づく。やばい。やゔぁい。
レタリングのような細かい作業は時間がかかるし、全然好きでない。なんでこんな時代に手書きで。。。みたいな衝動を抑えながら丁寧にしたくても時間がないと苛立ちながら着々と進めていった。
その結果。※注)写真はホワイトバランスが狂っている。
こんなはずでは、という点がいくつか。
まずは文字。色が正円のフルーツとなじんでいないし、場所もわるい。大きさはよかったかも。
フルーツ。色が淡すぎたか。輪郭がぼやけた感じになってしまった。
画面の左上、右下の2角に強めの色を置き、グラデーションを利かせた構図にしたけどこれはまずかったみたい。講評では画面の真ん中に行くにつれて強めたほうがよいと言われた。
そして切り口の見えているオレンジ。本当は本当は本当はこれは本当のオレンジかのような写実的な描写を加えたかった。思った以上に描写には時間がかかってしまい手を加えられなかった。余裕のある時間配分をこころがけたい。
あとはこれは講評で指摘されたことだが、ところどころ背景の白が白でないところがある。それが気持ち悪いとこと。オレンジの周りを黒めにするのはオレンジを引き立てるという狙いがみえるが、それ以外のところに施すのはよくわからないとのこと。反省。
果実を抽象化して正円と表したのはよかったと思う。鑑賞者によって緑の正円は青林檎に見えたり、マスカットに見えたりする効果が生まれる。また、単純な形によってオレンジを強調することが出来ている。
後日、自宅で文字の色を修正してみた。余計悪くなった笑
(^^)