かなりショックだったなあ。
うまくなったねと言われたかっけど、まるでうまくなってなかった。
講評のとき、みんなのデッサンと一緒に並ぶわけだけど、明らかに自分の絵はだめだめだめだった。へたすぎだ。いままでやってきたことはなにだったのか。
デッサンをはじめてから年月が経ち、鉛筆の使い方とか、慣れでわかってくる部分は確かに上達してきたけども、もっと根本的なところが抑えられていない気がした。これは常日頃から感じていることだし、言われていることでもあるのだけど「努力の方向が間違っている」ということを痛感する。
じぶんは野球をやっていたけども、たとえば、どんだけ素振りをしようが間違ったフォームで振っている限り、ヒットは打てない。いや、打てないってのはいい切りすぎているけども間違った方向にやり続けていてもどこかで伸び悩むことになる。誤ったことをしていても足腰や腕の筋肉とかがつくだけ。つくだけましだけど本当にそれだけ。デッサンでも同じことがいえる。
でも、ひとりで描いているときと違って、こうしてみんなと比べれて見ることでじぶんに何が足りないかということが目に見えてわかるというのは素直にうれしいと思った。これから本番までデッサンを描いていくわけだけど、ただただ思考を停止したままやるんじゃなくて一枚一枚を大切に描いていこうと思う。より効果的な練習になるように。
次は全体感をととのえます。大きく捉えます。