立体構成(紙)#1-うまれてはじめての紙立体
今日は紙立体をつくりました。
初めてのことだったので緊張しました。もちろん課題が出たわけですが、なにをどうやったらいいのか、まるでわからない状態だったので今日は課題ではなく先生に紙立体のいろはを教えてもらいました。
まずは立方体のつくりかたから。紙がきれいに折れるようにカッターで紙にうすく切れ込みを入れる作業にちょっと大げさですが感動しました。やっぱり実際にやって見せていただけると理解もしやすい感じがします。今になって思うと(いや、ずっと思ってましたが)、なんで前の予備校は一度も紙立体の授業がなかったのかなと思います。すごくいい学校でしたがその点にかんしては残念に思います。
立方体、直方体、正四面体などをいろいろな箱をつくり、実践につかえる技能を学びました。時間も余ったので課題をやってみましたが間に合いませんでした。なにをするのにどれくらいの時間がかかるか、ということも把握することできました。
きれいに展開図を描いて、きれいに切り取る。ミリ単位のずれが見栄えに大きく影響します。接着作業も慎重に行わなければノリがはみ出してしまったり、手に付いたのりが真っ白なケント紙をよごしてしまいます。
途中途中、みんながつくっているところを見てまわりました。紙を切り刻んでいるひと、まるめているひと、ねじっているひと、まげているひと、つぶしているひと、紙立体の完成作品を生で見たことがなかったので、作業過程から何ができるのかさっぱりわからずでしたが、時間配分や姿勢など「紙立体」の大体のありさまを感じ取れました。
制作時間終了後、たくさんの作品を見て、紙とのりとカッターだけでここまで表現することができるんだなあと関心しました。どの立体も作者それぞれの思考や狙いが表れていて味わい深いものがありました。
紙立体。紙を切ったり貼ったりと立体をつくる作業そのものは思っていたよりは簡単に感じましたが、じぶんのイメージした通りの立体をつくったり、また、うまく課題にこたえるということは難しそうだなと思いました。得意かどうかはわかりませんが、面白いな、好きだな、いいものつくりたいなと思いました。
デッサンも平面も立体もできあがった作品自体はしょぼしょぼ。
だけど、じぶんのすぐ目の前には、魔法の果実のようなものがぶらさがっている気がします。それは、つかみもぎり頬張り飲み込んだらグーンと急成長できるようなものです。ほんと手の届きそうなところにあるのに、いざ手を伸ばしてみると風がじゃまをする、足元がぐらつく。じぶんをあざ笑うかのように、ふっと離れ、手をすりぬけてしまう。そんな感覚があります。9月の9日。このもやもやを消し去って、次のステージへ踏み上がる日はいつでしょうか。
こ、これは・・・・・