試験と結果

試験当日のこと。

結論を言えば、実力不足で落ちたっていう話です。

 

 

以下ウダウダです。早送り推奨。

 席は後列。会場の後列はいつもより遠く感じた。モチーフが(石膏像の中では小さめの)ジョルジョだったせいもあるのかもしれない。だけど別に動揺はせず。9時の制作開始まで冷静にジョルさんを分析していた。像は汚かったけど気にならない程度だし、光はものすごくいい感じ☆指定された範囲であれば席の移動ができたので良い構図も追究していた。前の人の頭で像が少し見えなくなるけども構図としてはかっこよく決まる場所で描くことに決定。前の人とかぶらない場所で描くと像と正対気味になることもあったので。

 試験が始まった。やっぱり前の人の頭が気になった。開始前はわからなかったけど、開始後は前の方の背筋はピンと伸び、よけいに見えにくくなった。さらに、画面の左をを描くときは状態が左にかなり動き、右の部分を描くときは右に動く方だったので、もう像の4分の1は隠れてしまった。

 まあだけど立って確認すればなんとかなる程度かと。うーんでも。よく見える場所に移動しようか迷った。だってだっていま気づいたのだがモチーフと椅子との角度が前の人とまったく同じだった。わざわざ自分か描きにくい位置に。ああもしかしたらこの先もっと隠れるかもしれない。迷いながらもなんとなく描いていた。イーゼルの位置もじぶんから遠く描きにくい場所。だけど最終的にはここまま続行することに。やっちゃえまでなんとかなるさ。

 これがまずかった。案の定ますます像は見えなくなっていた。モチーフと台との接地面が見えないのはつらかった。じぶんの判断はあかんかった。なんでわざわざかぶる席にしたんだよ自分、自滅。自業自得笑 前の人ももしかしたら同じ角度で自分が描いている自分の存在が気になってしまったかもしれない。迷惑もかけてしまった。申し訳ない。最低な展開。

 

 ジョルジョを正面で描く自信がなかった。どこでも描いてやるという心構えがなかった。すこしでも失敗すると落ちてしまうくらいの技量しかなかった。だから無理にでも可能な限り良い場所で描きたい欲がでてしまった。デッサン力があればもっと自信も持てたと思う。力がなくても心が強ければ描けたんだと思う。試験前、じぶんの力を出し切れずに終わるのが一番悔しいことだと考えて臨んでいたし、先生たちからもそう言われていたのでまさかまさかこんなことになるとは思ってもなかった。

 お昼も過ぎた頃、いろいろなひとやことを考え始めた。こんなじぶんに丁寧に教えてくれた先生方のこと、ブログを見てくれている方々、春からいままでのせいかつすべて、おやとかともだち。ああそういえば東京の予備校生で絶対お前は落ちると言って暴言吐いて来たひとも思い出した、あれはくやしかった。それから今後のことも、、、。ああもうしわけない。こんなことになってしまって。こんなことになっている状況、じぶんにはらがたつ。試験はまだ終わってないのにもうだめかのようなこと考えていることにも腹が立つ。試験はものすごく長く感じた。集中欠けていた。もう勝手に諦めていた。紙には力がぬけたような仕事しかできてなかった。

 あと一回だけ受けたいと思う。次までにはどこでもなんでも描ける力をつけておきたい。遅刻せずに会場に行けば受かるくらいのレベルに。もう前を向いている。いやあでも応援してくれた方には申し訳ないです。結果は持ち越しということで笑 今後ともよろしくお願いします。

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今日世界堂行ったら売られてたよ。