絵を描いた。
絵を描いた。
広島城付近で自由に絵を描くという課題だった。
自由といっても各人が受験する学校の試験科目を意識した技法などを絵に取り入れたほうがためになるだろう。と思ったけど思いっきり自由に描いてやった。
終わらなかった。未完成のまま終了。
タイトルは『自然の誘い(いざない)』
センスが感じられない本気で下手な人の絵だわこれ。それに地味だし。
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左右対称で上下対称な単純な水平な景色を見たときに、ふと自然に隠されていた謎が少し見えたような気がした。自然にもなにか真理が隠されているはず。公理や定理はシンプルであればシンプルであるほどよい。凝縮されているから。たぶん、多分この単純で立体感を感じにくい風景だったからこそ少し見えたのだと思う。クローバーや石垣、川、岩などなど、それぞれはそれぞれ特有の輪郭線を失い、マルとシカクだけにみえた。昔の画家が世の中のものは円柱と球と円錐でできているなんて言ったけど、この絵もその考えを借りて描いた。コンパスと定規だけを使って全ての下絵を描いた。
散りばめられたクローバーは見るひとのもとに向かってくるように、または見る人の視線の方向へ飛んで行くように見えるようにした。自然が誘ってくるような効果をねらった。また、手前の岩石も飛び込んでくるような角度で配置した。
形は単純だが、色は階調を多めにしたのは自然物が幾何図形化しようとしている途中の光景を描きたかったから。完全にはまだ変わっていない。というか、完全に単純図形に見えることなんてないと思うのであえて実際に見える自然の姿を残しておいた。まあこのコンセプトは絵が中途半端に見える原因になっているのですが。今から始まりそうなえということ。
コーラ缶を描いたのには3つの理由がある。ひとつめは、絵がシンメトリーにならないようにバランスを取るために。ふたつめは、緑の補色である赤を置くことでクローバーを引き立たせるため。みっつめは、左上の自転車の赤との関係性から遠近感を演出させるため(自転車の赤はコーラ缶よりももっと鈍くうすい色にして遠近感を演出したかったが時間がなくできずに終了)。
ついでに自転車を配置した理由は缶との関連性を与えることで川を境に上下に絵が分断されすぎるのを防ぐため。また川を境に絵が分断されないようにするために川を境に上下対称となるような色使いをした。
反省すべき点はたくさんあるが数点だけあげる。もっとひとつひとつ形を際立たせたかった。せっかく定規とコンパスで描いていたのにエッジが弱くなりぼけてしまい普通の絵になってしまった。
円(クローバー)や岩石数が多すぎた。もっと少なくして一個一個を大きくしたほうがすっきり見えた。さらにそうすると特にクローバーはにじみやぼかしがより冴える。
でも、なによりも完成しなかったのは痛い。白く抜かれた円はシロツメクサ。そこを一番目立たせるつもりだったのにかきこむじかんがなかった。
いい天気。気持ちよかったなあ。
ああ、今回はいつもやっているデッサンや色彩構成とは違い自由な課題でだったのでいいところ見せたかったのになあ。悔しい。はい、悔しさをエネルギーに。
たどたどしく、無駄が多く、わかりにく文章になってしまった。殴り書きすみません。これはメモなのです。