静物デッサン#4 りんご・トング・ガラス・クッキングペーパー・ボール

 

今回のモチーフは

 りんご、ガラス容器、ステンレス製トング、クッキングペーパー、ビニルボール(青)でした。写真がなくてすみません。

 

 普通、デッサン作品をブログに載せている人間は「どうや、俺の絵すごいだろ」と言わんばかりのタイプが多いと思う(自分が下手だからそう見えてしまうだけで、当人にそのつもりはないとは思うが笑)。自分なんかが上げるのは恐縮だが今後の上達したときのために恥をさらして行こうと思う。 

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 自己評価

  100点満点中20点、りんごだけ30

  ガラス容器(側面)の存在感がない

  クッキングペーパーの円の部分の描写が不十分。紙が何枚も重なっている感じを感じさせねば。

 

先生のコメント(自分へ)

  立体感がない

  キッチンペーパー(円柱の形状がおかしい・明暗の幅が狭い・陰が入る場所がおかしい・紙が出ている部分の起伏の表情がない・エンボス加工されていることが表現されていない

  トングの形がおかしい(トングとは1本の金属が半分折れ、さらに半分に折れたものであることを意識すべし)

  モチーフ同士が重なる部分が多く絵に緊張感がありすぎて安定感がない。

  空間を感じさせない

 

先生のコメント(他の人・全体)

  固有色同士の対比をしっかりとする。単体だけではなく関係性をみる。

  ガラスの透明感が乏しい

  タッチが残っていると密度が低く見えてしまう。

  キッチンペーパーから紙が引き出されている始点部分の位置に注意(楕円の接地部分から出ていることを意識)

  光が当たる部分にタッチを入れすぎない

  トング(2つの先の部分の空間差を意識する)

  ガラス(透明ではあるが、厚みを表現する)

  影は線が見えてはいけない。影は色調で表現する。

  キッチンペーパー(ハッチングをする場合は規則正しく・全て同じ色ではなくところどころに明暗をつける)

  構図(奥行き表現が乏しくなるのでシンメトリーは避ける)

 

 最後に感想。モチーフの特徴を擬態語で表し、それを表すように意識して描くといいのかなあと思った。例えば、ガラスはギラギラ、りんごはつやつやという感じに。

 ガラスはどう描けばガラスらしくなるのかさっぱりわからないまま実験的に描いて行った感じだった。ガラス色ってなんだ?ガラスの厚みってどう表現するんだ?

 今回、光の設定は自分で行うというものだったので戸惑ってしまった。構図的にモチーフが左により過ぎてしまった。そのため帳尻合わせのために光源の位置を限りなく真上に近い右に設定した。しかし、見せ場であるハイライト部分をうまく演出できなかった。

 

 次回からは「色彩構成」という課題の演習が始まるみたい。ひとまずデッサンは終了。色彩構成の予習を進めると同時にデッサン力が落ちないようきちんと復習、そして日々の自習課題として頑張ってやりたい。