着彩デッサン#3 りんご石膏ステンレス

着彩デッサン6月25-26日 木炭紙大 制作時間11時間

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モチーフ

樽・布(水玉)・りんご・相関体(石膏)・ひも(ナイロン)・三角コーナー(ステンレス)・スコップ・テーブルクロス2枚(水色と緑)・かぼちゃ

 

 

構図は縦横自由。樽が結構な大きさであったので、縦構図にし、いくつかのモチーフは画面から切ることにした。横構図にするとすべてのモチーフが入ってしまい、大きな樽をそれよりも小さな画用紙に無理矢理押し込めると全体的に絵の中のモチーフが縮小されてしまって弱い作品になってしまう恐れがある。と先生に言われてたので縦構図にした笑 今回はじぶんなり良い場所を選んだはずだったがそこは難所だったみたい。勉強になった。

 

着彩デッサンの場合、どこまで下書きを進めるべきかが焦点のひとつ。下書き時に細かく描写していくと確かに色をつけるとき陰影がしっかりしていてわかりやすいのだが、鉛筆の黒鉛が絵具の発色を悪くさせてしまう。下地の鉛筆の色も活かせるような塩梅を考えなければならない。

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モチーフの樽はいかにも樽というように歪曲している。カーブの方向が変わる場所はどこなのか注意深く観察したら丁度樽の真ん中でわかれていることがわかった。りんごなどの自然物よりも人工物は描くときに緊張してしまう。

 

色を塗っていく。色は基本的に大きなモチーフから塗っていく。その方が出来上がりのイメージを掴みやすいからだ。テーブルクロスと樽から色を置いていった。

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白色の石膏(相関体)にどんな色をのせていくか迷った。白色で色が置きづらいくせに、形状もクールでそけない。にもかかわらずモチーフのなかで一番近くに置かれているのではっきりと強く見えないといけないからだ。講評で先生がおっしゃっていたが、白色のモチーフを何色にするかはひとつのポイントらしい。この色にするという明確なルールはないが、周りの色の拾って、画面の中でひとつだけ浮かないようになじませることは原則のようだ。わたしは、テーブルクロスの青色を借りることにした。また、白いモチーフに違う色をのせても尚白いモチーフであるように見せるためには周りのモチーフとの関係性をうまく使えばいい。今回の場合、下には緑色のクロスが敷かれているし、背景の樽が重なっている。クロスや樽を白から離れた感じの色をのせることによって相関体が白く見えてくる。白い相関体に白ではない色をのせても周りとのバランスを考えてやれば白さは意外と保たれる。

 

 

完成品は中途半端。まいどまいどながら、描きこみが足りていない。シャベルは特にひどい笑 なのに、かなり脇役な部分、樽の中の様子の描写はちょっといい感じだ笑 もう少し時間も意識して要領よく作業を進めなければ。

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講評で指摘されたことだが、絵が鈍い。白く濁っている。白使ったでしょと言われた。はい使いました。何も考えずに使ってしまった。白いモチーフである相関体などはつかってもOKだけど、それ意外は原則だめみたい。白を使ってしまうと彩度が落ち、どうしてももやがかってしまう。明度の高い色を塗りたいときは白をまぜるのではなく、絵具に含ませる水分量を多めにして描く。これを今後は意識していきたい。

  

色塗りは難しいなあ。特訓だ。

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