石膏デッサン#6(カッパのヴィーナス)-鉛筆で紙を削り過ぎ

カッパヴィーナス(制作時間8時間)

 

立体感を出す!

前回のガッタメラータの反省を活かす気持ちで挑んだ。

光の設定は右から左。像に向かって左側の位置で描いた。写真取り忘れました。

エスキース

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紙への収まり方はこんな感じ。髪が少し切れ、下の台が少し入り込む構図。

 

ヴィーナスはやや首を左にねじり、やや顔が左に傾いていた姿勢をしている。

横顔しか見えない位置で向こう側がわからないため、そういうことを意識してデッサンをすることにした。

 

通称カッパのヴィーナス(カピトリーノのアフロディテ)は恥じらいをしめす女性として表現された像らしい。このヴィーナスがよく絵画で描かれる裸婦画の大元になっているようです。

 

丸っこい第一印象を覚える像なのでデッサンでもその柔らかさを再現しようとしました。が、結果は直線的なものに(悲) 

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繊細な感じを出したかったので先を尖らした固い鉛筆を立てて描くという作戦は失敗しました。細くて筆圧の強い線が災いしカリカリとした印象に。鉛筆の腹をもうすこし使っていきたい。

 

そして今回も目が失敗。

目を隠せば少しはましになる。

そしてもうひとつ失敗。まさかの下の台を描き忘れるという。。

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講評での先生のコメント&自らの発見

・口の位置は骨と骨が蝶番のように動く場所にある。探るときの参考に。

・切り口と身体は明暗が激しくつく場所。しかし、あくまでも同じ像の一部なので同じ境界線上に対比を利かせる場所となじませるばしょをつくる。

・正面の位置で描くときは単調にならないように左右で違いをつくる。

・特徴的な部分には焦点を絞り、そうではない場所は省略する。

一番最初のあたりのつくる作業のときにアウトラインだけを意識すると立体感のないものになりがち。鎖骨など身体のパーツの場所や面の変わり目も意識しておこなう。特に裸の像はそういうところをいしきする

・髪と顔は違う場所ではあるが面が同じ場合がある。そう言う場合は似た調子をまとめてつけること。

 

特に気になる顔の部分を隠し、すこしコントラストを強めてみた。

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 作業途中に言われた

「タッチの付け方が全て似た感じになっている。筆圧が一定になっている。同じ線の中にも緩急をつける。特に形の変わり目は強めに」

これは特に大事なことだと思った。自分のデッサンには力がない。弱々しい感じがして地味だ。

 

明日はゲタを描く。一日課題だけど今まで一番良いものをつくります。

 

 自習。着彩。途中。食べたい。。。

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